登下校時の防犯対策
幼稚園では、親が送り迎えをしますが、小学生になると子供が自分で登下校をする必要があります。
集団登校する学校もありますが、下校時は一人になることもあるため、小学校入学前にきちんと心構えを教えておきましょう。
本来、子供は非常に警戒心が強いものです。
そのため、注意を促された子供は、知らない大人に話しかけられると警戒します。
しかし、自分の名前を呼ばれた場合はどうでしょうか。
犯罪の例として、知らない人から名前を呼ばれて、「お母さんが事故で病院に運ばれたから、今から車で一緒に病院に行こう」と言われたという実例があります。
犯人は、子供の名前を持ち物に書かれた名前から知るわけです。
大人でも名前で呼ばれたら、もしかして知っている人かも、と思って返事をしてしまうかもしれません。
子供の場合はなおさら、母親が事故に遭ったと言われれば、気が動転して冷静な判断をすることもできません。
このような事件に巻き込まれないためにも、ランドセルや帽子など、登下校時に身に付ける物に名前を書く場合、外から見えないところに書くようにしましょう。
たったこれだけでも、防犯対策になります。
また、防犯ブザーやGPS機能付の携帯電話の購入を検討しても良いでしょう。
そして、子供とじっくりと時間をかけて話し、もしもそういった状況に遭遇した場合は父親や親戚に連絡するように教えておきましょう。
場合によっては、大声で助けを求めたり、防犯ブザーを使うなど、具体的な対策も教えておくことが大切です。